2019-11-27 歩道橋 夢の中でも夢を見ながらいろんなことが終わっていった自分で髪を切っている時この世の全部が不思議に思えた僕らはただの現在できっと眠っているのと同じ何処か遠くで上がった花火が空っぽのままふっと笑ったあの人はもう詩を書かない僕も素面では踊れない夏が来て緑の傘を買ったら好きな映画の台詞も忘れた明るい部屋に響く咀嚼音ここではない何処かへ歩く乾いたその靴の音歩道橋がまだ続いている